シニア世代の建て替えでは、床材は「クッション性」と「滑りにくさ」を重視すべきですか?おすすめの素材も教えてください。
Q
69歳です。建て替えで床材を選んでいます。デザインだけで選ぼうと思っていましたが、「シニア世代は滑りにくさが大切」と言われました。床材はどんなものを選べば安心でしょうか?クッション性のある床の方が良いのでしょうか?
結論
シニア世代の建て替えでは、床材は見た目よりも「滑りにくさ」「適度なクッション性」「掃除のしやすさ」を優先して選ぶことをおすすめします。
特におすすめなのは、
- 滑りに配慮した木質フローリング
- 適度な弾力性のある高耐久フローリング
- 水まわりは滑りにくいクッションフロアやノンスリップ仕様の床材
です。
転倒事故は骨折や要介護状態につながることがあるため、床材選びはシニア住宅で非常に重要なポイントです。
なぜ床材が重要なの?
厚生労働省の統計では、
高齢者の家庭内事故では、
転倒・転落
が大きな割合を占めています。
特に、
など、
毎日歩く場所で転倒するケースが多くあります。
そのため、
床材は家具よりも重要と言われています。
滑りにくい床材がおすすめ
ツルツルした床は、
見た目はきれいですが、
靴下では滑りやすくなります。
おすすめは、
防滑性能を備えたフローリング
です。
最近では、
高齢者向けに、
表面加工された滑りにくい床材も多く販売されています。
クッション性も重要
適度な弾力がある床材なら、
転倒した際の衝撃を和らげる効果が期待できます。
ただし、
柔らかすぎる床材は、
歩行器や車椅子が動かしにくくなることもあります。
そのため、
「適度なクッション性」
が重要です。
水まわりは特に注意
洗面所やトイレは、
水で滑りやすくなる場所です。
おすすめは、
です。
掃除もしやすく、
水にも強いというメリットがあります。
ペットにも優しい床材
犬や猫と暮らしている場合は、
滑りにくい床材は、
ペットの関節にも優しいと言われています。
シニア世代では、
ペットと一緒に暮らす方も多いため、
人にもペットにも安全な床材がおすすめです。
色選びも大切
濃い色の床は、
ホコリが目立ちやすく、
真っ白な床は、
汚れが目立ちます。
おすすめは、
木目調の
中間色
です。
掃除の負担も軽くなります。
床暖房との相性
床暖房を採用するなら、
対応した床材を選ぶ必要があります。
また、
高断熱住宅では、
床暖房がなくても暖かく暮らせるケースもあります。
おすすめは、
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル・UA値0.46以下が目安)
- 気密測定によるC値1.0以下(できれば0.7以下)
- 第一種換気(熱交換型)
を組み合わせた住宅です。
足元から暖かく、
ヒートショック対策にもつながります。
バリアフリーも忘れずに
床材だけではなく、
- 段差5mm以下
- 廊下有効幅90cm程度
- 引き戸中心の設計
も合わせて計画すると、
さらに安全性が高まります。
法律・制度の根拠
住宅の安全性については、
高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)や、
国土交通省「住宅設計標準」
が参考になります。
また、
住宅性能については、
住宅性能表示制度
で評価基準が定められています。
デザインハウス北九州からのアドバイス
福岡県で建て替えをされるシニア世代のお客様には、
私たちは、
「見た目より安全性」
をおすすめしています。
床材は毎日歩く場所です。
だからこそ、
- 滑りにくい
- 掃除しやすい
- 適度なクッション性がある
ことが重要です。
さらに、
- 耐震等級3
- 断熱等性能等級6
- 高気密住宅(C値0.7以下を目標)
を組み合わせることで、
冬でも暖かく、
転倒しにくい住まいになります。
床は家具ではありません。
毎日歩き続ける場所だからこそ、「80歳になっても安心して歩ける床」を基準に選ぶことが、後悔しない建て替えにつながります。
デザインハウス北九州
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