なぜ旗竿地は安いのか?
Q
土地探しをしていると、
同じエリアなのに、
なぜか安い土地があります。
よく見ると、
細い通路の奥にある
「旗竿地(はたざおち)」でした。
なぜ旗竿地は安いのでしょうか?
A
結論から言うと、
人気が低く、住み始めてから不便を感じることがあるからです。
旗竿地とは、
道路に接する部分が細く、
奥に敷地が広がっている土地のことです。
上から見ると、
旗と旗竿のような形に見えるため、
旗竿地と呼ばれています。
実は、
土地価格が安いのには必ず理由があります。
旗竿地も例外ではありません。
まず一つ目の理由は、
駐車しにくいことです。
道路から敷地までの通路が狭い場合、
車の出入りが難しくなります。
毎日のことなので、
住み始めてからストレスになることもあります。
二つ目は、
建築費が高くなることがあるからです。
多くの方は、
土地が安いから総額も安くなると思います。
しかし実際には、
重機が入りにくかったり、
資材の搬入に手間がかかったりすると、
建築費が増えることがあります。
つまり、
土地代で得をしたと思ったら、
建築費で消えてしまうこともあるのです。
三つ目は、
日当たりや風通しです。
周囲を住宅に囲まれている場合、
日当たりが悪くなることがあります。
特に南側に建物がある場合は注意が必要です。
また、
将来的に周辺へ新しい建物が建つ可能性もあります。
四つ目は、
災害時や緊急時です。
例えば、
火災や救急車の進入経路。
積雪時の除雪。
荷物の搬入。
そうした場面で不便を感じることがあります。
そして最後に、
将来売却しにくいことがあります。
土地を探している方の多くは、
まず整形地を希望します。
そのため、
旗竿地は購入希望者が限られる傾向があります。
だから価格も安くなりやすいのです。
では、
旗竿地は絶対に買ってはいけないのでしょうか。
私はそうは思いません。
実際に、
周辺環境が良く、
価格差が大きい場合は魅力的なこともあります。
ただし、
価格だけで判断してはいけません。
私は土地選びで、
必ずこう考えてほしいと思っています。
「なぜ安いのか?」
この理由を理解した上で購入するなら良いのです。
しかし、
安いからという理由だけで購入すると、
後悔する可能性があります。
土地には必ず理由があります。
そしてその理由は、
住み始めてから分かることが多いのです。
深澤敏仁のひと言
「私は土地探しで、
『安い土地ほど理由を探してください』
とお話ししています。
旗竿地が悪いのではありません。
理由を知らずに買うことが危険なのです。
土地選びは価格を見るのではなく、
価格の理由を見ることが大切だと思っています。」