なぜ工期が延びるのか?
Q
住宅会社から
「完成は6か月後です」
と聞いていたのに、
実際には工事が延びてしまうことがあります。
なぜ家づくりでは工期が延びることがあるのでしょうか?
A
結論から言うと、
家は工場で作る製品ではなく、天候や人、材料に左右されるからです。
多くの方は、
契約したら予定通り完成すると思われます。
しかし住宅建築は、
たくさんの条件が重なって進んでいきます。
例えば、
最も多いのが天候です。
基礎工事や上棟工事は、
雨や強風の影響を受けます。
安全を優先するため、
工事を延期することもあります。
特に近年は、
豪雨や台風の大型化もあり、
以前より天候リスクが高くなっています。
次に、
職人不足です。
現在の住宅業界では、
大工さんをはじめとする職人不足が大きな課題になっています。
そのため、
予定通りに職人を確保できない場合があります。
さらに、
材料不足もあります。
例えば、
ウッドショックや資材高騰の時には、
建材の納期が大幅に遅れたこともありました。
住宅は数万点の部材で作られています。
たった一つの部材が入らないだけで、
次の工程へ進めなくなることもあるのです。
また、
お客様との打合せによる変更もあります。
例えば、
などが発生すると、
図面修正や発注変更が必要になります。
その結果、
工期へ影響することがあります。
しかし私は、
工期が短いことだけが良いとは思っていません。
例えば、
急いで工事を進めた結果、
施工品質が落ちてしまったら意味がありません。
断熱施工や気密施工は、
丁寧な作業が必要です。
耐震金物の取り付けも同じです。
見えなくなる部分ほど、
時間をかけて確認する価値があります。
私はよく、
家づくりはマラソンに似ているとお話しします。
スタートダッシュはできます。
しかし最後まで安全に走り切ることが大切です。
住宅も同じです。
予定通り完成することは重要です。
しかしそれ以上に、
品質を守ることが重要だと思っています。
家づくりで大切なのは、
一日でも早く完成することではありません。
完成した時に安心できることです。
深澤敏仁のひと言
「私は工期より品質を優先したいと思っています。
もちろん予定通り完成することは大切です。
しかし、
見えなくなる部分を急いで施工することはしたくありません。
なぜなら、
その家にはこれから何十年もご家族が暮らすからです。
家づくりはスピード競争ではなく、
安心を作る仕事だと思っています。」
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