なぜ光熱費に差が出るのか?
Q
同じくらいの大きさの家なのに、
「電気代が月1万円の家」
もあれば、
「月3万円近くかかる家」
もあります。
なぜ住宅によって光熱費に大きな差が出るのでしょうか?
A
結論から言うと、
家の性能によって、逃げる熱の量が違うからです。
例えば冬。
暖房で室温を22℃にしたとします。
しかし、
断熱性能や気密性能が低い住宅では、
せっかく暖めた熱がどんどん外へ逃げていきます。
すると、
エアコンは何度も運転し続けなければなりません。
つまり、
電気代が高くなります。
一方で、
高断熱・高気密住宅は、
暖めた熱を家の中に留めやすくなります。
同じ22℃を維持する場合でも、
必要なエネルギーが少なくて済むのです。
これは夏も同じです。
冷房で冷やした空気が逃げにくいため、
エアコンの負担が小さくなります。
つまり、
住宅性能が高いほど、
冷暖房費を抑えやすくなるのです。
さらに、
窓の性能も大きく影響します。
実は冬の熱損失の多くは窓から発生します。
例えば、
と、
では、
熱の逃げ方が大きく違います。
また、
気密性能も重要です。
どんなに断熱材を入れても、
隙間が多ければ暖かい空気は外へ逃げます。
だから私は、
光熱費は設備ではなく住宅性能で決まる部分が大きいと思っています。
もちろん、
家族構成や生活スタイルによっても違いはあります。
しかし、
同じような暮らしをしているのに光熱費が大きく違う場合、
住宅性能が影響しているケースは少なくありません。
ここで考えていただきたいのは、
家の価格だけではなく、
住んでからの費用です。
例えば、
月に1万円の差でも、
年間では12万円。
30年では360万円になります。
さらに、
今後エネルギー価格が上昇すれば、
その差はもっと大きくなる可能性があります。
私はよく、
住宅ローンは終わるけれど、
光熱費は一生続くとお話ししています。
だから家づくりでは、
建築費だけではなく、
将来のランニングコストも考えていただきたいと思います。
本当に安い家とは、
建てる時に安い家ではありません。
住んでからもお金がかからない家だと思っています。
深澤敏仁のひと言
「私は家づくりで、
建築費と同じくらい光熱費を大切に考えています。
なぜなら、
家は完成してから何十年も使うものだからです。
目先の価格だけではなく、
30年後の家計まで考えることが、
後悔しない家づくりにつながると思っています。」
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